電子書籍「起立性調節障害の方のための体調に合った高校選び」がKindleから出版されました
学校に合わせるのはしんどいなって思ったら、体調に合わせて学校を選んではどうでしょう。
KJ起立性調節障害オンラインコミュニケーションの「起立性調節障害の方のための体調に合った高校選びセミナー」、「起立性調節障害の方のための昼夜間定時制高校選びセミナー」が電子書籍化。さらに、約500人から回答が寄せられた起立性調節障害アンケート結果から見える「外見からわからない困りごと」を紹介。100人いれば100とおりと言われる起立性調節障害の「体調の理解」と「進路選びのチェックポイント」を一冊にまとめました。
筆者の長男が中学1年のときに起立性調節障害の重症を発症し学校を長期欠席。筆者まで出口が見えない真っ暗なトンネルの中にいるような不安な日々を過ごす中、ゼロから高校探しを始め、通信制高校を中心に東京都立の昼夜間定時制高校など20校の学校説明会や学校見学に実際に足を運ぶ。候補になりそうな学校はさらに5回訪問してお話を聞き、「体調に合った高校選び」の実体験から得た進路選びのチェックポイントを体系的に紹介。これから進路選びを始める方が学校説明会に参加する前の予習として、個別相談で学校に確認しておきたいことを事前に整理するための一冊。親の関わり、家庭での声かけ、息子語録も紹介。
【内容】
▶中学生に多い起立性調節障害の体調面や学校生活の困りごとの理解
▶起立性調節障害や起立不耐症でお困りの方の体調の個人差に合わせた高校選びのヒント、通信制高校などのフレキシブルな学習形態の仕組みの例
▶体調に不安がある方が高校選びを始めるときの基礎知識
▶東京都立の昼夜間定時制高校のフレキシブルな仕組みや単位取得の特徴、入試データが表す受験動向、入試倍率の見かた、中学の内申がなくても都立高校受験をあきらめるのは早すぎる理由
▶午前、午後、夕方から授業を受けられる昼夜間定時制高校やチャレンジスクールをよく知らない、もっと知りたい方、体調の変化に応じた選択肢を複数検討しておきたい方に
◆もくじ◆
はじめに
序章
1.学校に行きたい
2.わが家が実践した3つの声かけ
第1章 データで理解する起立性調節障害 約500人が回答したアンケート結果
1.小学校高学年から中学生にかけて発症が8割
2.発症後1年や2年経過している方が多い
3.起立性調節障害と診断を受けていますか?
4.外見からわからない複数の症状に困っている
5.学習に取組めないのは症状の影響も
6.毎日登校は1割未満
7.毎日登校するのが難しいことに困っている
8.机に向かって長時間座る姿勢が難しい
9.無理をして症状が悪化する
10.自分に合った進路選び
第2章 体調に合った高校選び
1.高校進学は本人の意思
2.本人が高校生活に求めるもの
3.高校卒業資格
4.体調の個人差に合った生活リズム
5.1日の始まりの時間
6.全日制高校
7.昼夜間定時制高校
8.通信制高校
9.高卒認定
10.通学環境のチェックポイント
第3章 通信制高校のフレキシブルな学習環境
1.自宅学習が中心
2.少ない登校日数
3.登校日数を選べるコース設定
4.年度の途中に転入・編入の募集がある
5.別室で休める
6.校舎のエレベーターは誰でも使えるとは限らない
第4章 自分に合った仕組み選び
1.スクーリング会場
2.サポート校
3.選択科目・プラスアルファの科目
4.スクーリングと登校日数の違い
5.本人が学校見学に行ってみる
6.個別相談を活用する
7.起立性調節障害に理解がある学校というフレーズが独り歩き?
8.通信制高校の午後コース
9.通信制高校合同相談会
第5章 昼夜間定時制高校選び
1.東京都立の昼夜間定時制高校を受験する
2.平成から令和にかけて開校
3.活動の時間帯
4.三修制
5.新宿山吹高校は4部制
6.単位取得の特徴
7.ゆったり学べる特徴
8.選択科目
9.制服、標準服、私服
第6章 昼夜間定時制高校の入試
1.入試までのスケジュール
2.入試科目・チャレンジスクール
3.私立高校の授業料無償化政策
4.定員増
5.倍率の見かた
6.第1志望調査
7.希望の順位、第3希望まで、第6希望まで
8.成績が上位の人の第1希望から合格者が決まる
9.追い風
10.当日
11.得点の開示
12.面接試験
13.チャンスはまだある
おわりに
1.息子語録
2.お母さんたちへ
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